飲んで食べて温泉でリラックス

忘年会は温泉旅館でゆったり過ごす

意外と好評、忘年会は温泉旅館でゆったりを過ごす。

忘年会といえば、居酒屋やレストラン、あるいはちょっと豪勢なプランならホテル宴会と、あくまでも「飲んでその日のうちに帰る」というのが相場だろう。景気がよかったバブルの時代は泊まりで忘年会、というのもよくあったそうだ。ところが最近、こうした「温泉で忘年会」という会社がまた増えてきているという。その理由はなぜだろうか。

社員旅行を兼ねた忘年会で1年の疲れを癒す

単純な理由としては「帰りの時間を気にすることなくゆっくりと飲めて、なおかつ温泉でゆったりと癒される」ということ。飲んで歌って、騒いで湯でのんびり、なんていうのは考えただけで至福だ。また最近は景気も徐々に上向き傾向にあり、以前は取りやめにしていた社員旅行を復活させた会社も少なくない。忘年会と社員旅行を一緒にすれば、会社の経費が少しでも削減されるだけではなく、社員のモチベーションもアップし、さらに社員によけいな時間と負担をとらせないという利点もあげられるようだ。

近場でのプランはメリットが多い

人気があるのは近場の温泉1泊プラン。金曜日に仕事が終わってから電車で駆けつけることができるというのが魅力。「泊まりの忘年会だと、土日の両方がつぶれて嫌だ」と思っている人も多いが、このプランは金曜日の夜に忘年会をして、温泉をゆっくり楽しんで、土曜日に帰る。そうすれば、日曜日は各自フリーで個人の休日の楽しみも損なわない。また仕事が長引きそうな人でも、後から合流することが可能だ。最近ではこうした金曜夜発の温泉一泊忘年会ツアーを企画する旅行会社も増えている。また近場の温泉なら、「〇km圏内のお客様はバスでお迎えに上がります」というところもある。会社の前までバスが来てくれるので、交通の心配をすることもなく幹事にとってはラクなことこの上ないのだ。

その土地ならではの季節の美味しい料理で会話も弾む

次にいいのは忘年会の宴会料理だろう。温泉旅館なら通常、地元の食材をふんだんに使った会席料理やバイキングが供される。例えば海の近くなら、そこで水揚げされた新鮮な魚介類を使う料理、あるいは山々に囲まれた温泉なら山菜や川魚などを使ったひと皿など、普段口にすることのない、その土地ならではの美味が楽しめるのだ。また忘年会シーズンなら、蟹をたっぷり味わえる、カキやフグを使った料理が魅力などといったプランを打ち出す温泉旅館も多い。

さらにこれらの地元の味覚と一緒に、地酒が味わえるのも嬉しいもの。上司に地酒を勧めながら、その地酒について「どこで作られているのか」「どんな味わいか」などと会話も弾む。こうしたひと味違った飲みニケーションが生まれるのも、温泉忘年会の特徴のひとつではないだろうか。

温泉に浸って1年の疲れを癒やそう

そして何といっても最大の魅力は温泉だろう。広い湯舟にゆったりと浸かってリラックス。露天風呂から見える壮大なロケーションに心身ともに癒される。もちろん、飲んだ後に入るのはNGだが、忘年会が始まる前にゆっくりと風呂に入って疲れを取り、浴衣姿で宴会場へというのも楽しいもの。普段あまり話をしない同僚や先輩、上司とも、温泉で開放的な気分になればきっと話も弾むだろう。湯舟に浸かりながら今年を振り返る、あるいはお互いの趣味や楽しみについて話すというのも温泉の醍醐味。まさに裸の付き合いとはこのことだ。飲んだ次の日の朝に再び温泉に入れば、二日酔いもきれいさっぱり取れて清々しい気持ちで帰ることができる。もちろん、温泉入浴でカロリーをたっぷりと消費するので翌朝の朝ご飯もおいしいことこの上ない。
参考:忘年会は宿泊で!心おきなく楽しめる5つのメリット

さらに温泉は女性にとっても嬉しい特典がいっぱいある。肌がスベスベになり、しっとりとする、翌日の化粧のノリがいいといいことづくし。また同僚や先輩と、おしゃれや化粧についてゆっくり話ができるのも温泉宿泊忘年会のお楽しみのひとつ。

今年はぜひ、いつものマンネリ忘年会をやめて温泉忘年会としゃれこんではいかがだろう。

出典・参考
http://www.j-cast.com/2007/12/12014469.html